所有者不明の土地について。
皆様、全国の所有者が不明の土地はどれぐらいあるのか知っていますか?
一般財団法人国土計画協会の中に設けられている所有者不明土地問題研究会による2018年度時点での全国の所有者不明土地は約410万ヘクタールで九州の土地面積とほぼ同じです。2040年度には720万ヘクタールにまで拡大する見通しが打ち出されています。
今年、所有者不明土地の解消を後押しする新法が成立した。「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律」。敷地内に立ち入り、生い茂った草木の伐採等が可能となったが、その土地の売却をスムーズにできる法律ではありません。
そもそも土地の相続登記が義務付けられてないことが一番の要因だ。最近の相談の中で、入院中の親の家を売って欲しいというケースがありました。しかしながらご高齢で認知症と診断されている場合は売却する事も困難となります。そういう相談が続いております。
相続は親の義務であると私は考えます。わが子の為にも早め早めの相続対策をお願いします。